代打の神様 阪神 八木裕さんからインタビューを受けました
B-plus様からのお誘い
大阪・兵庫が地盤で、品質管理・生産性向上等の 「工場経営改善」 を得意とするコンサルタント、 薄木栄治 です。
さて、前回、ホームページを開設した後の反響についてのエピソードを記載しましたが、今回は、その中で代打の神様と呼ばれていた阪神八木裕さんからインタビューを受けた内容について紹介いたします。
ホームページを開設し、良いことも悪いことも様々な経験をさせて頂きましたが、今年の3月に 「仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus」 様から私のホームページを見て、私の仕事に対する考えを 「経営者インタビュー」 というコーナーに掲載させてほしいとの依頼を頂きました。 このコーナーは、仕事を楽しんでいる元気な経営者に有名人がインタビューし、その内容をWEBに掲載するというもので、実際に数多くの経営者の方のインタビュー記事が掲載されています。 私もいくつかこの記事を読みましたがそれぞれ個性のある経営者の方ばかりで、仕事に対する姿勢や考え方は大変参考になります。 今回の具体的な依頼は、代打の神様:阪神 八木裕さんが私をインタビューして、その内容を記事にして頂けるという内容でした。 私は、兵庫県に住みながら必ずしも阪神ファンではないのですが、けがを乗り越え代打の神様と呼ばれるようになられた立派な方にお会いできるのは大変光栄と思いインタビューを受けさせて頂くこととしました。
八木裕さんからのインタビュー
依頼を頂いた数日後、早速インタビューを受けさせて頂きました。 このような有名人の方とお話する機会はほとんどありませんので大変緊張したのですが、お会いした瞬間からなんとも物腰が柔らかく、気さくな感じを受けましたので、全く緊張することもなくお話することができました。 インタビューでは、独立までの経緯、経営者の悩み、コンサルの手法などについて順番に質問を頂きました。 これらは、全て紹介記事として掲載されていますのでリンク先を是非ともご覧頂きたいと思います。 このインタビューの中で最も印象的だったのは、紹介記事でも記載されていますが、企業経営では 「経営者や従業員が気付いていない強みを引き出すこと」 とプロ野球においても 「選手が自分の長所・短所を理解していないことも多い」 と若干表現は違うのですが、本人が知らない強みを見つけてそれを伸ばしていきたいという点では会社経営も野球も同じだなと感じたことです。 このような、ひとつの共感が得られたことは私にとっては大きな収穫で、今後のコンサルにも活かしていきたいと思っています。
私からも質問をさせて頂きました
様々な質問を頂いた後、八木裕さんのように現役時代に栄光に包まれた方が、引退後はどのような心境でいらっしゃるのだろうかと失礼を顧みず 「引退された後は、選手時代とは大きな違い(落差)があったと思いますがどのように考えを整理されたのでしょうか?」 と質問をさせて頂きました。 回答は詳しくは申せませんが、非常に前向きな素晴らしい答えを頂き、やはり苦境を乗り越え復活された方というのは持っているものが違うなと感じました。
八木裕さんは、野球で大活躍された方ですが、そのような素振りは全く見せず、対等にお話頂いたことは私としては本当にうれしく、大きな財産とすることができました。
色紙にサインを頂きました
インタビュー終了後、八木裕さんから色紙に「壷中有天」とのサインを頂きました。 「壷中有天(壷の中に天あり)」とは、「世俗生活の中にある独自の別天地」 とのことで、いくら忙しくても、苦しくても心の中には 「自分だけの別天地」 を持っていたいという意味のようです。 現役時代にけがで相当苦労されたようですが、この言葉でその苦境を乗り越えられたのだろうと改めて思った次第です。 このサイン色紙は私の宝として、机の上に置いています。 私もこの言葉にあやかり、いくら大変な時であっても、常に 「自分だけの別天地」 はあるとの心の余裕を持って、今後の様々な事態に対応していきたいと考えています。
このような貴重な経験が得られたことも、このホームページを作ったおかげです。 今後も、このホームページを自分の財産として可愛がっていきたいと思います。
「壷中有天」 と 「塞翁之馬」
上記のように、八木裕さんの座右の銘は 「壷中有天」 という中国の故事から得られた格言でしたが、実は、私の座右の銘は 「塞翁之馬」 という同じ中国由来の格言です。 日本では 「人間万事塞翁が馬」 という格言で知られていますが、「禍福は予測ができないものだ」 という意味です。 私は、この格言を中国の故事の内容から 「苦しいこと、無駄と思うことであっても正直に努力していれば必ず良いことが訪れるものである」 と解釈しています。 「壷中有天」 とよく似た意味ですよね。 同じような意味の座右の銘をもっているということで八木裕さんには、大変親しみを感じました。 これからも八木裕さんがますますご活躍されることを期待したいと思います。
PS ここでの 「人間」 は 「人」 という意味ではなく、元々の中国語の 「世の中」 という意味です。 人と人の間なので 「世の中」 ということで、同じ漢字でも日本語と中国語で意味が違うのも面白いですね。
ここまでで、一旦 「開業奮闘記」 は終了し、これからは、私が今考えていること 「品質改善の考え方」 「ビジネスゲームを用いた経営戦略セミナー」 などに関することを紹介していきたいと考えています。